N-Labo/研修・ワークショップ
過去の実施テーマ・内容
ICTはあくまでツールであり,先生方の授業を支え,子どもたちの学びの質を高めるものであると考えています。
子どもたちの学びの拡張,変容を導く授業デザインがあってこそ,ICT活用の効果が発揮されます。
研修・ワークショップでは,単にICT機器やアプリの活用スキルの学んでいただくのではなく
「何のために使うのか?」「どんな場面で活用することで効果があるのか?」といった疑問にお答えし
これまでの授業実践事例を踏まえ,授業デザインの考え方と共にICT活用の視点をご提供したいと考えています。
実施した研修・ワークショップ
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2024年度
2025.2.26
福岡県直方市中学校教科等研究会集会
「『改善ではなく,革新』これからのICT活用-SAMRモデルから考える教師のビジョン-」 -
2025.2.13
福岡県宗像区中学校校務運営研究会
「アダプティブ&エンパワーメントリーダーのためのICT活用ビジョン」 -
2025.2.13
福岡県宗像区中学校ICT活用研究会
「事例を踏まえたディスカッションとこれからのビジョン」 -
2025.1.29
福岡県宗像市教育委員会
「SAMRモデルから考えるICT活用の現状」 -
2024.12.21
iOS Consortium iPad User's Salon@熊本「アウトプットとフィードバックを連動させるNumbers」 -
2024.12.18
敬愛小中高等学校教員研修「先生のための簡単Numbersデータサイエンス」 -
2024.12.18
博多学園博多高等学校教員研修「プレゼンテーションをインタラクティブに」 -
2024.12.7
むなかた子ども大学ワークショップ「生成AIでクリエイターコース」 -
2024.12.7
福岡県宗像市教育委員会
「生成AI,まずはここから始めよう-自分だけの生成AIノートブック」 -
2024.11.11
福岡県直方市「ICTを活用したこれからの授業」研修会 -
2024.8.22
福岡県直方市立直方第三中学校情報研修会 -
2024.8.21
福岡県宗像市ICT活用研修会 -
2024.8.6
福岡県宗像区中学校ICT活用研究会 -
2024.7.25
岐阜県羽島市ICT活用夏季研修会 -
2024.6.29
iOS Consortium iPad User's Salon@三重 -
2024.6.15
佐賀龍谷学園龍谷高等学校
探究学習サポート -
2024.6.13
福岡県宗像市教育委員会
むなかたMIRAI応援隊 -
2023年度
2024.3.11
聖徳学園中学・高等学校
Future Education Session at Shotoku -
2024.2.27
直方市中学校教科等研究会
令和5年度第2回研究集会 -
2023.12.9
滋賀大学教育学部
中等理科教育法 -
2023.11.30
福岡県宗像市教育委員会
むなかたMIRAI応援隊 -
2023.11.4
iOS Consortium iPad User's Salon@福岡 -
2023.10.7
iOS Consortium iPad User's Salon@松坂 -
2023.8.22
福岡県宗像市教育委員会
むなかたMIRAI応援隊 -
2022年度以前
2022.8
令和4年度滋賀県草津市
教職員夏季研修講座- セッションテーマ:Microsoft Teamsで生み出すインタラクティブコミュニケーション
- Microsoft Teamsのチャネルで生徒が双方向に考えをぶつけ合う理科授業実践についてご紹介しました。
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2018.8
滋賀県総合教育センター
2年次経験者教員研修- セッションテーマ:iPadを活用したアウトプット型授業のつくり方
- iPadを活用した理科授業実践のうち,生徒がアウトプットする学びのデザインについてご紹介しました。
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2017.8
滋賀県総合教育センター
初任者教員研修- セッションテーマ:科学的探究活動を取り入れた理科授業
- 生徒が主体的に探究を進める理科授業実践についてご紹介しました。
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2016.9
滋賀県守山市小中学校
ICT活用研修会- セッションテーマ:ICTを活用した学びの実現に向けて
- iPadを授業でどのように活用するか,生徒自身による活用の方法についてご紹介しました。
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2015.8
高知県教育委員会
ICT活用研修会- セッションテーマ:授業の中でのICT活用の位置付けと活用の視点
- 教科指導の中にどのようなICT活用を位置付け,授業をデザインするかついてご紹介しました。
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2015.8
高知県教育委員会
Active Learning研修会- セッションテーマ:理科におけるアクティブラーニングの実践
- 中学校理科授業でのアクティブラーニングの実践について先生方にご紹介させていただきました。
研修・ワークショップのテーマ例
◯教科の授業に関するICT活用では…
1)コミュニケーションを拡張するICT活用

学習場面において,子どもたちが考えや意見を交流する活動が授業に取り入れられてきています。もちろん,グループや班で,顔を合わせてコミュニケーションする活動も重要ですが,限られた時間で,より多くの,より多様な考えや意見に触れることで,子どもたちの思考はさらに広がります。
研修・ワークショップでは,ChromebookのGoogleクラスルームやスライド・スプレッドシート,iPadのNumbersやフリーボード,WindowsPCのTeamsやExcelの活用等,従来のコニュニケーション活動を拡張するICT活用について,実際に学習活動を体験しながら学んでいただくことができます。
2)コラボレーションを拡張するICT活用
「問い」や「課題」に対して,互いに意見を出し合い,新たな考えや発想を作り上げる。他者とコラボレーションする能力は,これからの実社会において必須の能力と言えます。協働的な学びにおける子どもたちのコラボレーションは,Googleスライド,Keynote,PowerPointといった多くのアプリケーションでの「共同編集・共同作業」で容易に実現可能です。また,Padletをはじめとするサードパーティ製のWebアプリを活用することで,さらに拡張することができます。
研修・ワークショップでは,先生方に児童生徒役となっていただき,テーマに合わせたコラボレーション活動を体験していただけます。

3)アウトプットを変容するICT活用

従来の授業では,子どもたちのアウトプットといえば「書く」「話す」が主な活動でした。すでに多くの先生方が取り組まれていますが,スライドアプリを用いたプレゼンをはじめ,ICTを活用することで子どもたちのアウトプットを広げることが可能です。さらには,従来はできなかった,ムービー制作やデジタルブック創作など,ICTを活用することで子どもたちが多様なアウトプットを体験することができます。
研修・ワークショップでは,教材づくりを通じて,ムービー制作やデジタルブック創作を体験していただくことができます。
4)クリエイティビティを引き出すICT活用
世界経済フォーラムのレポート「仕事の未来」の中で紹介された「Top 15 Skills for 2025」では,「クリエイティビティ」が上位に挙げられました。子どもたちは潜在的に豊かな「クリエイティビティ」を有しています。しかしながら,これまでの教育では,それらが発揮できる場面が多くはありませんでした。1人1台の情報端末が活用できる今ならば,一人一人が「クリエイティビティ」を思う存分発揮することができます。
研修・ワークショップでは,中学校理科におけるアウトプット活動での,子どもたちの「クリエイティビティ」が発揮された実践事例をご紹介しつつ,クリエイティブなムービーが簡単に作成できるアプリケーションを体験していただくことができます。

◯校務に関するICT活用では…
1)いまさら聞けない,Word・Excel・PowerPoint。ちょっとした応用まで

今では当たり前となった3つのアプリですが,意外とわからない使い方があるものかと思います。また,WordとExcelを組み合わせた「差し込み印刷」や「懇談・教育相談用シートの作成」など,少しだけど校務が楽になるICT活用があります。
研修・ワークショップでは,基礎から丁寧に,操作体験を通じてスキルを高めていただくことが可能です。
2)教育クラウド(Googleクラスルーム・Microsoft Teams)の活用
GoogleクラスルームやTeamsの導入により,アンケートの回収やデジタル教材の配信,また,課題の回収・評価の負担は大幅に削減されつつあります。難解な操作ではなく,アンケート回収や教材の配信,フォームを活用した小テストの作成・実施・自動採点など,基本的な操作スキルで実施可能な内容について,体験を通じて学んでいただくことができます。

3)どうする?教育における生成系AIの活用

2023年にニュースを騒がせた「チャットGPT」はまだ記憶に新しく,去る7月には文部科学省より,学校現場における活用に向けた暫定的なガイドラインが発表されました。先生方,子どもたちを含め,国内ではまだまだ未知の存在である生成系AIではありますが,今後,ほぼ間違いなく社会の中に浸透し,いずれ教育における活用が必要となる時がやってくると考えられます。
まずは,生成系AIとは?チャットGPTとは?メリットとデメリットは?といった疑問にお答えしつつ,チャットGPTを活用した「チャットGPT」自体を学ぶ模擬授業を体験していただくことができます。