ヤブミョウガ(ツユクサ科)
スギ植林下の日陰で群生する。直立した茎の先端が花序となり多数の白い花をつける
直射日光を浴びると葉が谷折りになる
茎の基部
花
花序は円錐花序で、数個の枝が輪生した「段」が積み重なってつく。両性花と雄花が混じっている。
両性花。白い筋のような花柱と黄色い葯をつけた雄しべの両方が花から突きだしている。
雄花。両性花とそっくりだが、花柱は短くて垂れ下がり気味。子房は小さく、茶色に変色していることが多い。
花序の枝、開花初期のようす。枝先の花(1―咲き終わった両性花)が開き、次に側枝の枝先の花(2―開花中の両性花)、側枝の側枝の枝先の花(3―つぼみ)、という順に開いていく。
どんどん咲き進み、1つの枝で十数個の花が順々に咲く。枝には、花の脱落痕と鱗片葉が残る。
午後になると、まず雄しべが、次いで内花被片が内側へ巻き込まれるように閉じていく。
夕方にはほぼ閉じている
花粉を舐めているホソヒラタアブ
果実
果実
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