センボンヤリ(キク科)
春の開放花
センボンヤリ(春)センボンヤリ(春)
センボンヤリ(キク科)。春、葉が開ききらないうちに短い花茎が伸びて先端に花を咲かせる。咲き終わると、花茎がぐんと伸びる。花茎は白い毛に覆われ、濃紫色の鱗片葉がついている。

センボンヤリ(春)
舌状花の花冠は、内側が白く、外側が濃い紫。だから、咲いている頭状花序(左)と開花後の頭状花序(右)は、対照的な色合いになる。

センボンヤリセンボンヤリ
結実率は低く、ほとんどの果実はしなびた中身のない果実(しいな)だ。総苞片が開き、果実は冠毛を使って風に乗って飛んでいく。

秋の閉鎖花
センボンヤリ(秋の姿)
秋になると閉鎖花をつける。総苞片で包まれたまま、中の花が受粉を終えて果実になり、冠毛が伸びてくる(右下)。

センボンヤリ
閉鎖花はほぼ全てが中身がある果実となる。総苞片が開き、果実は冠毛を使って風に乗って飛んでいく。


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