草本の葉・茎の断面(顕微鏡画像)
ノビル(ユリ科|ヒガンバナ科)
ノビル ノビル ノビル ノビル
ニンニク(ユリ科|ヒガンバナ科)
ニンニク ニンニク
ニンニクの維管束ニンニクの茎の維管束(徒手切片・サフラニン染色)。中央から右方向へ3つの導管が並ぶ。導管から左側へ少し離れたところにある小さめの細胞からなる組織が篩部で、比較的大きい篩管と小さな伴細胞が入り混じっている。
アマドコロ(ユリ科|キジカクシ科トックリラン亜科)
アマドコロの維管束 アマドコロの維管束
アマドコロ(ユリ科|キジカクシ科トックリラン亜科)の茎の維管束(徒手切片・サフラニン染色)。細胞壁が朱色に染まっているが、導管(V―新しく太い導管、v―古く細い導管)や繊維のようにリグニンを含む細胞壁は暗い赤色に染まっている。中央上の篩部は、篩管(se: ほぼ空洞の比較的大きい細胞)と伴細胞(*: 細胞質で満たされた小さな細胞)が入り混じっている。
タカサゴユリ(ユリ科)
タカサゴユリ タカサゴユリ タカサゴユリ タカサゴユリ
ムラサキツユクサ(ツユクサ科)
ムラサキツユクサ
タカクマソウ(ホンゴウソウ科)
タカクマソウ
維管束は中央部に集まり、繊維の層に囲まれている。タカクマソウのような腐生植物は、茎はほとんど枝分かれせず、また、表面で光合成をすることもない。維管束の配置は、このようなことで説明できると思われる。
キリシマシャクジョウ(ヒナノシャクジョウ科)
キリシマシャクジョウ
維管束は繊維の層に囲まれている。
ミゾイチゴツナギ(イネ科)
ミゾイチゴツナギ
マダケ(イネ科)
マダケ
アオスゲ(カヤツリグサ科)
アオスゲ アオスゲ
クランツ構造

維管束を取り巻く細胞群(維管束鞘)が大きく、葉緑体を密に含んでいる。このような特徴をクランツ構造[Kranz anatomy]といい、C4植物に見られる。

トウモロコシ(イネ科)
トウモロコシ葉断面 トウモロコシ葉断面
ギョウギシバ(イネ科)
ギョウギシバ
チガヤ(イネ科)
チガヤ
ススキ(イネ科)
ススキ ススキ
ハマスゲ(カヤツリグサ科)
ハマスゲ
単面葉
ニワゼキショウ(アヤメ科)
ニワゼキショウ
ニワゼキショウふつうの葉が裏側が外に来るように二つ折りになり、ほとんどが癒合している。癒合している部分では、篩部・木部の向きが逆の維管束が交互に並ぶ。
ニワゼキショウ
オオニワゼキショウ(アヤメ科)
オオニワゼキショウ オオニワゼキショウ
水生植物の茎

水生植物の茎や葉では、巨大な細胞間隙が断面積の多くを占めることが多く、通気の役割を果たすとされる。維管束は中央部に集まっている。

ホザキフサモ(アリノトウグサ科)
ホザキフサモ
オオフサモ(アリノトウグサ科)
オオフサモ オオフサモ
トチカガミ(トチカガミ科)
トチカガミ
ナンゴクデンジソウ(デンジソウ科)
ナンゴクデンジソウ ナンゴクデンジソウ
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