トウダイグサ属(トウダイグサ科)
トウダイグサ科のニシキソウ属・トウダイグサ属は、杯状花序[cyathium]という風変わりな花序を持つ。雌雄異花で、雌花は雌しべ1個、雄花は雄しべ1個だけでできている(雄花のつけねには、継ぎ目がある)。雌花1個と複数の雄しべが苞葉でできたカップの中についていて、カップの出口を塞ぐように緑色の腺体が取り巻いている。
トウダイグサ
杯状花序が、ぎっしりと皿のように並ぶ
緑色の腺体が目立つ。花序は雌性先熟で、雄性期には腺体が成長し、緑色も濃くなり、表面に蜜を出す。
ポインセチア
園芸種。開花時には花序群を取り巻く葉が赤くなる。杯状花序の腺体は、ふつう1つ(2つのものも見られる)で、中央に1本の溝があり、溝から蜜が分泌される。
雄花のみの(雄性の)杯状花序
上: 雌花のみの(雌性の)杯状花序、左: 雌花と雄花を持つ(両性の)杯状花序
翌春に展開した葉
チャボタイゲキ
ハナキリン
左側の枝には雌性期の杯状花序、右側の枝には雄性期の杯状花序がついている。雄性期へ移行する過程で、花序の苞葉が一回り大きくなる。
雌性期の杯状花序
雄性期の杯状花序
ショウジョウソウモドキ
ショウジョウソウ
タカトウダイ
ナツトウダイ
ユーフォルビア・ミルシニテス(Euphorbia myrsinites)
ユーフォルビア・ホリダ(Euphorbia horrida)
オオマトイ(Euphorbia triangularis)
トナカイキリン(Euphorbia stenoclada)
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