シカの摂食圧下での樹形・草姿
ツクシアザミ(キク科)
摂食圧が弱いところでは、左のように背が高くなる。強いところでは、下のような低い円錐型の草姿になりながらも、鋭いトゲで茎頂を守り枯死を免れる(回りに多い小さな草はヒメチドメ)。他の植物が減ったぶん株数は多くなる。
バライチゴ(バラ科)
上: 弱い摂食圧下
左: 強い摂食圧下。秋まで開花・結実期が続く。
キツネノボタン(キンポウゲ科)
摂食圧のないところ
強い摂食圧下では、微小なサイズで開花・結実し、時期も秋まで続く。
オオバコ(オオバコ科)
摂食圧のないところ
強い摂食圧下では、微小な個体が見られる。
ノリウツギ(ユキノシタ科|アジサイ科)
下方の枝葉は食害で枯死し、上の方の枝のみが残る。種子による更新は困難。繰り返される食害で全体が衰弱していく
アオキ(ミズキ科|ガリア科)
ニホンジカの食害を受けやすい
ニホンジカの多い地域では低い枝・葉がない樹形となる。
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