
開花したときには花冠は鮮やかな黄色で壺のように雌しべ雄しべを取り囲む(左図の下の写真の、右上に見える花)。後になると、花冠はやや色があせて皿のように開く(左図の下の写真の、左下に見える花)。





4月終わり。花が終わると、とっくりは成長して長さ数センチほどの殻になる。突起が太くなってとっくりの口は閉ざされる。殻のまわりには花被片の痕、また口の近くには雄しべの痕がある。

トックリの中には子房が成長してできた数個の果実がある。果実の先端には黒くなった花柱が残る。
表皮が剥げ落ちて繊維の網目が残る

殻の口を閉じていた突起は細くなって外側に反り返り、口にすきまができる
