ミヤマニガウリ(ウリ科)
ミヤマニガウリ

巻ヒゲを持つツル性の一年草で、雄性両全性異株という珍しい特徴を持つ。

ミヤマニガウリ
雄株の花序。雄花は総状花序につく。

ミヤマニガウリ両性株の花と果実。両性株の花は両性花で、下位子房と黄色い雄しべを兼ね備えている。ややゆがんだ形の果実は、熟すると割れて1~3個の種子を吐き出す。

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故・秋本淳一氏は、雄性両全性異株の進化条件(理論的に予測されていたもの)の多くが、ミヤマニガウリの野外集団で見事なまでに実現していることを示した(1999年)。
京都大学生態学研究センター・ニュース No. 54 (1998/11) (PDF)


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