接合藻・車軸藻

浅い池の底泥はさまざまな藻類を含む
接合藻
アオミドロの1種

水から引き出されてて干からびたアオミドロの群体(左)と水から出したての群体(右)
葉緑体は細長く、螺旋を描く。葉緑体のところどころにある粒は「ピレノイド」と呼ばれ、藻類の葉緑体にしばしば見られる構造である(陸上植物では、ツノゴケ類だけに見られる)。右は、エチルアルコールでクロロフィルを脱色後、ヨウ素液(イソジンうがい薬)を加えて、ピレノイドを見やすくしたもの。

接合子
コウガイチリモの1種
ホシミドロの1種
Staurastrum属の1種
ミカヅキモの1種
車軸藻類
シャジクモの1種

表土が削られたあとにできる浅い水たまりに発生することが多い


軸の途中の関節状のところに有性生殖器官を持つ。苞に囲まれてねじれた外殻を持つのが雌性生殖器官(生卵器)で、卵細胞が1個入っている。生卵器の下方につく球状の雄性生殖器官(造精器)では多数の精子が作られ、放出される。受精は生卵器内で起こり、受精卵(接合子/卵胞子ともいう)は最初に減数分裂、その後細胞分裂を繰り返して多細胞体となる。
シャジクモの1種
毎年春先にシャジクモが繁茂する水鉢。春~晩秋はウキクサに覆われる。

軸表面の石灰沈着
コレオケーテ(コレオカエテ)の1種

オオカナダモ(トチカガミ科)の葉や茎に付着
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