オクラ(アオイ科)
オクラ

オクラ葉は3裂、または両側の裂片が切れ込んで5裂

オクラ
茎の基部は木化して上部を支える。大きい葉に似合った太い葉柄が、がっしりと茎にくっついている。

オクラ


オクラアントシアニンの量が多い品種

オクラ
オクラ中心に雄しべと雌しべが一体となった柱がある。5本の雄しべが合着して花糸由来の筒に多数の葯がつく構造となる。雌しべの花柱は筒を貫通して柱頭のみが突き出す。

オクラ
5枚の萼片が合わさって1枚になり、萼片の外側には細い副萼片がつく

オクラ


オクラ
萼の基部からしみでる蜜にアリが集まっている

オクラ
右は簡易紫外線写真。花粉を除いて、紫外線を吸収する。ただし、この写真では、左上の花びらが傷ついた部分が紫外線を反射している。

オクラ花の寿命は1日で、朝に開いて昼下がりにはしぼむ

オクラ
しぼんだ花の雌しべ・雄しべを分解した写真。花粉が少なくなって葯が見え、柱頭にも花粉がついている。

オクラ
花冠・雄しべ・花柱は、開花後に脱落する。すぐに落ちることもあるし、写真のように子房の成長に押し上げられて脱落することもある。

オクラ果実の横断面。雌しべは5心皮からなり、中軸胎座を持つ。花柱の先端は心皮と対応して5つに分岐し、それぞれに丸い柱頭がつく。
オクラ

オクラ オクラ
子房の断面(一部)。粘液細胞や粘液腔が分布している。

オクラ果実は急速に生長し、つののようになる。

オクラオクラ
硬くなった果実の断面

オクラオクラ
熟して乾燥した果実は、心皮の背中の筋が裂ける。

オクラ
種子

オクラ
芽生え
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