ナガミヒナゲシ(ケシ科ケシ属)

開花まで

越冬したロゼット。春に花茎が伸びる。

うなだれていたつぼみが、開花が迫るにつれて首をもたげる。トゲのような荒い毛が生えている萼片(2枚)は、花が咲くときに外れて落ちてしまう。
除草剤と花色

開花前に除草剤を散布された個体。色素合成が阻害されて花弁の色がほとんどなくなり、花粉は白色となる。
個体の大小

大きめの株から、ごく小さめの株まで見られる。小さいものは、花は1つで、花の大きさもオオイヌノフグリとそれほど違わない。

大きい花と小さい花。雄しべ数や心皮数(柱頭の筋の数で分かる)も違う。

ごく小形の個体では、花弁2枚の花も少なくない。
花びらの幅(PW)、雄しべ数(ST)、心皮数(プロットで区別)の変異(1999年、京都市)
果実
ヒナゲシ
ケシ

ケシ。一般の栽培は禁止されているが、花壇に植えられているのを見ることがある。


ケシの果実。
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