球果類
裸子植物の胞子葉の集まりは"cone"といい、ここでは「錐」と直訳している。錐には雌雄があるので、小胞子葉が集まった錐を花粉錐[pollen cone]/雄錐[male cone]/小胞子錐と呼び、大胞子葉が集まった錐を種子錐[seed cone]/雌錐[female cone]/大胞子錐と呼ぶ。
"cone"を「球果」と訳す方が一般的で、また、送受粉時の"cone"だけ「球花」と区別することもある。さらに、花粉錐を「雄花」、種子錐を「雌花」と呼ぶこともある。
イヌガヤ
ハイイヌガヤ
カヤ
イチイ
種子は、付け根の組織が広がってできた赤くて甘い種衣に包まれる。
コウヤマキ
(福岡市植物園)
ナギ
ナギは、イヌマキと胚珠の部分はよく似ているが、複数の大胞子葉が枝先につくことがある。
花粉錐
樹幹
ウォレミマツ
(福岡市植物園)
カウリマツ
(福岡市植物園)
ナンヨウスギの1種
マオウ
ウェルウィッチア
(福岡市植物園)
グネツム
熱帯産のつるになる木で、葉(左)だけだと被子植物そっくり。右側は、細長い花粉錐がついた枝。
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