イスノキ(マンサク科)
花

ソメイヨシノと同じころ、花が咲く。濃赤色の葯と柱頭が目を引く。花の直下には何枚かの鱗片葉がある(花被片はない)。

花序は二年目の枝の葉腋につく


大きめの花序は両性花が多く、雄花(雌しべがない)がわずかに混じる。小さい花序だと先端だけが両性花で、その下に数個の雄花がつくこともある。大きい花序の方が早く開花するようだ。
両性花


雄花。痕跡的な雌しべがある。
葯は乾燥すると裂ける。詰まっていた花粉は、わずかな風や振動でさらさらと落ちる。
果実



シュート
虫えい



ヤノイスアブラムシの虫えい。開花期の新葉に形成される。最初は上のように1匹だけ。

半月後には、ここまで増えている。

およそ1月後、下の尖ったところが開く虫えいが眼につき始める。


開く寸前の虫えいには、有翅型がたくさんいる。
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