ギンリョウソウなど(イチヤクソウ科|ツツジ科)
ギンリョウソウ
腐生植物で葉緑素を持たず、全体が銀白色に輝いている。鱗のような葉がついた茎の先に釣鐘のような花をつける。これらの特徴を銀色の龍に見立てて名前が付いた。

菌根
花は下向きで、のぞきこむと花被片内面の毛と大きな柱頭が目立つ
濃紺色の柱頭は、周辺部が分泌液でぬめっている。だんだんと開いて中央部が見えてくる。
子房を取り巻く雄しべの花糸にも毛が生えている
花冠つけねのふくらみ(距)に蜜がたまっている。
子房の断面

果実
アキノギンリョウソウ(ギンリョウソウモドキ)

花は初秋。ギンリョウソウとよく似ている。

白い果実は基部から褐変

乾燥した果実には裂け目が入る

果実。5枚の果皮のすきまから覗いているおがくずのようなものが種子。

種子。長さ1mm足らずで、胚はさらにその中央部だけにあり、それ以外は空洞になっている。
シャクジョウソウ

テキスト目次に戻る
ホームに戻る