顕微鏡操作(試験)
ムラサキツユクサ(ツユクサ科)の葉の裏側からピンセットで表皮(半透明の皮)の小片を剥ぎ取ってプレパラートを作り、検鏡する。最大倍率で気孔1個を拡大し、孔辺細胞内の葉緑体にピントを合わせる。
全般
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迷いがなく、十分に敏速
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丁寧で、水・汚れを顕微鏡に付けない
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スムースで、顕微鏡にショックを与えない
顕微鏡の準備
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両手で運搬
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がたつきや傾きがない場所に、静かに置く
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各部の動作(特に照明)の確認
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パーツ名: 対物レンズ・接眼レンズ・粗動つまみ・微動つまみ・ステージ・リボルバ・絞り
プレパラート作成
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あらかじめ、スライドグラスに水を滴下しておく
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カバーグラスは最初斜めに、ゆっくりと被せる
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水の量が多すぎる場合は、カバーグラスの縁からろ紙で吸い取る
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カバーグラス上面は濡れていない
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スライドグラス上に余分な水滴・水溜まりがない
検鏡
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最低倍率の状態でプレパラートをセット
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プレパラートをクリップで確実に挟み込む
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対物レンズ直下を直に見ながら、試料に光が当たっていることを確認
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粗動つまみを回して、対物レンズの先端をカバーグラスに接触しないようになるべく近づける
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接眼レンズをのぞきながら、粗動つまみで対物レンズの先端を遠ざけ、試料にピント(フォーカス)を合うところを見つける。うまく合わせられないときは、前項からやり直す
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リボルバを回して倍率を上げる
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低倍で合焦している状態のまま倍率を上げる
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初めて使う顕微鏡では、対物レンズの先端がカバーグラスに接触しないように、眼の高さをレンズ先端の高さにして監視する。
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微動つまみでピントを合わせる
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目標物の輪郭がくっきりとしている
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光源の強さと絞りが適切に調節されている
片付け
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リボルバーを回転して、最も短い(ふつうは最低倍率の)対物レンズを直下に向けてから、プレパラートを外す
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対物レンズの先端がプレパラートに接近している状態でプレパラートを動かすと、レンズにカバーグラスがぶつかって細かい狂いが生じたり、水滴や汚れが付くおそれがある
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粗動つまみで対物レンズ先端とプレパラートの距離を取るのは、粗動つまみを誤って逆方向に回す可能性があるので不可
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カバーグラス・スライドグラスの洗浄・乾燥
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