トチカガミ(トチカガミ科)
トチカガミ
水面に葉を浮かべる浮葉植物で、雌雄異株。中央右の花は雌花、他は雄花。3枚の萼片と3枚の花びらを持つ。

トチカガミ トチカガミ
雌花。二又に分かれた柱頭と、その外側に退化した雄しべが見える。ふくらんだ下位子房を持ち、花が終わると子房だけが残って果実に変わっていく。また、雄花よりも花柄が太い。

トチカガミ トチカガミ
雄花の中心には9本の雄しべと3本の退化した柱頭が見える。
葉の表皮細胞
トチカガミ向軸面(スンプ像)
トチカガミ向軸面
トチカガミ背軸面
浮葉と抽水葉
トチカガミ3
水面が混み合ったところでは、葉が水上に突き出す(抽水する)ことが多い。

トチカガミトチカガミトチカガミ
浮葉を裏から見たところ。裏側に細胞間隙の大きい空気袋のような構造がある。若い葉では特にくっきりと盛り上がって見える。

トチカガミ抽水葉の裏側でも、細胞間隙はやや大きくなっているが、盛り上がらない
トチカガミ トチカガミトチカガミ
浮葉は抽水葉と比べて葉身基部の切れ込みが深い傾向がある
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