サボテンは2種類の役割が異なるシュートを持っている。片方は光合成のためのシュートで、茎が太くなったり平たくなって光合成を担い、葉は小さくて早めに脱落する。もう片方は食害防御のためのシュートで、茎は短くて毛に覆われ、葉は鋭いトゲになる。
成長途中の光合成用のシュート。爪先のような葉がついていて、葉腋には、防御用のシュートの芽がある。防御用のシュートは茎がほとんど伸びず、葉はトゲになる。
防御用のシュートでは、爪先状の葉が脱落した後、トゲのうち1本または2本が特に大きくなる。