雌雄異熟の風媒花で、細長い花序に花がつき、花序の下の方から咲き始める。まず、褐色半透明の花被が閉じたまま突き出し、その中心から、ひものような柱頭が伸びる。柱頭は突起がたくさんあってブラシのように見える。続いて、花被が開いて細長い花糸の先についた葯が出てきて、花粉を放出する。
上―雌性期の花
左―両性期の花
柱頭がしおれると両性期から雄性期になる。写真の花序では、上から1/3くらいが雌性期(柱頭が突き出ている)、1/3~2/3くらいが両性期と雄性期(葯が突き出ている)、2/3から下は花が終わった状態。