ミチノクエンゴサク
2倍体(新潟県)
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ミチノクエンゴサク
果実が熟するころには、他の草の陰で黄色くなる。

ミチノクエンゴサク
果実。右の写真のように暗紫色に熟す個体もあるが、緑色のまま熟する個体の方が多い。

ミチノクエンゴサク未熟な褐色の種子(左)と黒く熟した種子(右)。

ミチノクエンゴサク種子は翌年の春に発芽する。子葉は1枚。

ミチノクエンゴサク1つの個体群の中に、さまざまな葉形の個体がある(→さらに広範囲の写真)。

ミチノクエンゴサク
楕円形の小葉を持つ個体と、線形に近い小葉を持つ個体が多いが、中には、「櫛葉」(左)や「矛葉」(右)の小葉を持つ個体も見られる。

2倍体(福島県産・栽培)
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4枚の花びらを持ち、外側の2枚は紫や黄色で細長い花筒をつくり先は広がっている。2枚のうちの一方(上にある方)の基部がふくれて飛び出して距になり、その中に蜜がたまる。内側の2枚は白くて先が二枚貝のように閉じていて、その中に雄しべと雌しべが包まれている。そのため、雄しべと雌しべはふだんは外から見えない。

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内側の花びらには平たいとさかのような部分があり、そこは細胞の表面がふくれているせいででこぼこしている。

4倍体(隠岐)
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大きな距の反対側に小さな距がある。小さい距も、ちゃんと蜜腺を備えている。


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