カンナ(ハナカンナ)(カンナ科)
カンナカンナ
盛夏~晩夏に庭先で咲く。子房は下位で表面がぶつぶつしている。輪切りにすると、ユリなどと同じ構造をしている。

カンナカンナ
花被片は細く、外側に短いのが3枚、内側に長いのが3枚(計6枚)つく。うちわのように広がっているのは5本の雄しべ。ただし、葯がついているのはいちばん内側の1本だけで、後の4本は葯を持たない。このように花粉を出さず、雄しべ本来の機能を持たない雄しべを「仮雄しべ(または仮雄蘂)」という。雌しべもへら状になっている。


テキスト目次に戻る
ホームに戻る